マネジメント

マネジメント能力で大切なことって?【能力を高める3つの秘訣】

マネジメントは大切なだって耳にタコができるくらい聞きますが、何が大切なのか判断つかない方が多いですよね。

いきなり大切なことだと言われてもピンとこない方がほとんどではないでしょうか。

筆者が思うマネジメントで大切なことの一つは、マネジメントの能力を高めることです。

そこでこの記事では、「マネジメント能力を高める3つの秘訣」について解説させていただきます。

マネジメント能力とは

マネジメント能力とはそもそもどういった能力でしょうか。

マネジメントの意味を直訳すると「経営」や「管理」を意味します。

つまりマネジメント能力とは「管理する能力」ということです。

部下を持ちリーダーとなると、この管理する能力はに重要なものになります。

マネジメント能力の対象になるのは、自分が責任を持つべき全てのことです。

それは人やあったり、事業であったり、組織全体であったりしますし、経営者と中間管理職の方とでは管理すべき責任の範囲は違うという事です。

経営リソースをフル活用し目的を遂行するためには、マネジメント能力は大切なことです。

マネジメント能力の低い人の特徴

マネジメント能力の一部である「管理」一部のみを大切なことと認識している方が少なくありません。

管理の側面のみを大事と捉えいる人は、マネジメント能力が低い傾向にあります。

またマネジメントとは成果を出すことです。

部下を信頼できず、自分の能力で全て仕事を片付けるマネージャーもいてます。

管理のため数字だけで生産性が上がらないため、独りよがりの人もマネジメント能力は低いですよね。

ここで参考までにマネジメントでよく壁にぶつかる4つをまとめておきます。

・部下に対して指示や育成全ての事柄

・理念・ビジョンを自分なりに打ち出せない

・実務に振り回されマネジメントが行えない

・ステークホルダーや他部署との関係性が上手くいかない

この4つは天性の素質が解決してくれるわけではなく、技術で身に付けることができます。

またよく勘違いが起きることは、必ずしもプレーヤーで優秀な方がマネジメント能力も高いわけではありません。

プレーヤー能力とマネジメント能力は別物だと捉え、能力を高めることが大切です。

マネジメント能力に大切なことスキル5選

マネジメント能力とはどういったものなのか。

具体的に大切なことを5つの観点から解説します。

ロジカルシンキング力

ロジカルシンキングとは論理的思考と訳されます。

要するに感情的にではなく、物事を論理的に整理して問題解説する能力です。

マネジメント能力ではこのロジカルシンキング力が大切なことの一つです。

例えばダイエットをすることになりました。

この時、ロジカルシンキング力の能力が高い方は以下のように考えます。

・食べ物からのカロリー摂取量を減らす

・運動などでカロリーの消費量を増やす

↓ 具体的に

・夕食の炭水化物や糖分を減らす

・ウォーキングを40分行う

…などなど、課題に対して掘り下げてより論理的な考えを浮き彫りにします。

更に掘り下げると、どれぐらい変えればどのような成果が出るとデータも取ることでしょう。

仕事の進め方や部下の指導も同じで、ロジックを立て取り組めば問題が出たときに解決する可能性も高くなるし、相手に伝える時も説得力が格段に増します。

プロジェクトマネジメント力

プロジェクトとは、新商品の開発など期間を区切りチームで業務を行うことです。

プロジェクトマネジメント力とは、ゴールまで最適な道筋を立ててコントロールし成功に導く力です。

期日の定めがあるからといって、未完成な品質の状態のものを納品することや時間短縮のため膨大なコストかけて納品することは、プロジェクトの成功とは言えません。

プロジェクトを始めるときは、最終ゴールの定義を定めることが重要です。

ゴールを逆算し、プロジェクト成功に向けてのプロセスを遂行することがプロジェクトマネジメントに大切なことです。

実はゴールを定める時でも、ロジカルシンキング力が重要になってきます。

1つのマネジメント能力を高めるのではなく、能力を組み合わせて使うことが大切なことになります、

リーダーシップ力

リーダーシップとは、目標達成のためプロジェクトチームや個人に対して行動を促すことです。

「指導力」や「統率力」などとも表現されています。

プロジェクトを進めると、多くの場合想定外のトラブルはつきものです。

プロジェクトのトラブルに対して、リーダが何も判断や指示をしてくれなかったら部下も不安になりチームは崩壊します。

重要なのは「強い意思決定」を行う力です。

強い意思決定には部下も安心してプロジェクトの業務を行うことができますし、チーム全体でも働きやすい環境が自然と構築されていきます。

プロジェクトの成功に向けて、強いリーダーシップ力を発揮することが非常に大切なことの一つです。

プレゼンテーション力

プロジェクトにおけるプレゼンテーション力とは、話し合いたいテーマや目的について効果的に伝える能力です。

発表とは違うの?と以前質問を受けたので簡単にプレゼンテーションとの違いを述べます。

・発表        → 一方通行(自分→相手)

・プレゼンテーション → 双方向性(自分→相手相手→自分)

プレゼンテーションは一方的にテーマについて話すわけではありません。

相手にわかりやすく伝える話し方や参加者全員が発言できるよう配慮する能力が重要になってきます。

司会者のイメージを持ってもらえるとわかりやすいですね。

またプレゼンテーション力は参加者全員が発言しやすい環境を作ることも大切です。

テーマや目的を見失わず、円滑に進めるためプレゼンテーション力は大切なことの一つになります。

コーチング力

コーチングとは、自発的な行動を促進するコミュニケーションのことです。

プロジェクトにおけるコーチングは部下の育成に当たります。

コーチングは基本的に直接アドバイスや教えることは行いません。

コミュニケーションを図り、部下自身に様々な考えの選択を引き出すことに注力します。

コーチングにより部下は自分自身が知らなかった能力に気付いたり、積極的に挑戦したりしたくなる欲求が生まれます。

コーチングのマネジメントで大切なことは質問力です。

部下に対して上手な質問を重ねることが重要なカギです。

マネジメント能力を高める3つの秘訣

マネジメント能力を高めるために大切なことは以下の3つです。

・ディズニーストラテジー

・ポジションチェンジ

・ページング

それぞれ簡潔に解説します。

ディズニーストラテジー

ディズニーストラテジーとは簡単に説明すると、ウォルトディズニーの成功の秘訣を体系化したものです。

具体的には目標達成のために「3つの視点」を意識して夢を実現することです。

ドリーマー(夢想家)

夢を語ってワクワクし物事を考えます。

メリットは、現実的視点より視野が広がるということです。

より大きな未来を見据えて広い視点で考え、長期的な戦略を繰り広げます。

リアリスト(現実家)

夢への実現は具体的に何が必要か計画を考えます。

メリットは夢に向かっての実現可能な具体性が増すことです。

本当にその夢は叶えられるのかという視点で捉えることが大切です。

クリティック(批判家)

ポジティブな批判を用いて、夢への実現性を高めます。

メリットは、リスクや問題点が浮き彫りになることです。

この視点で考えることは夢への実現に大切なことの一つです。

 

普段あなたは3つのどの視点を使う傾向にありますか?

自分の傾向を理解することができれば、一歩下がった視点で物事を捉え、問題解決能力やプロジェクトの目標達成力を高めることができます。

ポジションチェンジ

ポジションチェンジとは、3つの視点から物事の見方や感じ方を捉えるスキルです。

・自分の視点

・相手の視点

・第三者の視点

の3つのポジションがあります。

恐らく、今までにも相手の考えてそうなことや気持ちを想像したことがあるかと思います。

ポジションチェンジとは、更に少し深く相手の立場や第三者の立場に立って物事を考えるイメージです。

これができるようになると、実際に想像とは全く違う視点に気付くことができるようになります。

ポジションチェンジはリーダーシップ力に必要なスキルなので必ず実践し能力を高めることが大切なことです。

ペーシング

ペーシングとは、話し方や状態、呼吸などのペースを相手に合わせることです。

ポイントは「話し方」「状態」「呼吸」です。

ペーシングを重ねることで相手は安心感を感じ、信頼関係が自然と生まれます。

また相手の話を否定したり途中で遮ったりしないで、しっかり受け止めてあげることも大切なことです。

プロジェクトに限った話ではありませんが、チーム内の協力を得ずに目標達成することは極めて困難です。

このページングを身に付けると、コーチング力やプレゼンテーション力も上がるので努力してスキルを獲得しましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか?

この記事では、「マネジメント能力を高める3つの秘訣」について解説しました。

マネジメントには絶対的な才能がいるわけではありません。

マネジメント能力を高めるためには、血のにじむような努力が必要ですが習得可能な技術です。

あなたのマネジメント能力が高まれば、間違いなくプロジェクトの成果は上がります。

マネジメント能力の高め方で悩んでいる方に、少しでもお役に立てばと思います。

最後まで一読していただき、ありがとうございました。