副業

副業の作業がめんどくさいと感じた時の解決策〜三日坊主を無くせ!〜

副業に従事していると、ふとした時に作業がめんどくさくなります。

当然ですが、作業のマンネリ化、作業項目の曖昧さなどでモチベーションが高まらず、副業に専念できない日もあります。

どうすれば三日坊主にならず、作業を続けられるか、あるいは作業をやりきることができるのか解説していきます。

連続的な他者との約束を交わすこと

結論から言うと、連続的に他者との約束を交わすことで副業に限らず作業を達成するための方法になります。

実際にこの方法を実践することによって、三日坊主になることはありません。

ただ、逆に言えばこの方法すらできない状況であったり、この方法を理解した上で他者と約束を交わさない限り、作業の効率化を図ることは困難でしょう。

なぜなら、他者と約束をしてまで強制的に作業をしたくないと潜在的に考えているのなら、副業も間違いなく成功することはないからです。

副業も決して楽な作業で稼げるほど甘くはありません。

それでは、なぜこの連続的な他者との約束を交わすことが効果的な方法なのか解説する前に、なぜ人は三日坊主という状態に陥るのか理解しておく必要があります。

なぜ三日坊主になってしまうのか

あなたもおそらく1度は経験したことがあると思います。

何かモチベーションが高まるあなたの興味・関心ごとでの情報に触れた時、

「明日からやるぞ!」

みたいな状態になったことがあると思います。

そのためにまずは準備が大切であろうと考え、教材を先に購入してしまったり、予定だけ立てておこうとスケジュールを自分なりに押さえてみたり、試行錯誤して取り組もうとします。

そして、息巻いてそれほどの予定や準備を整えたにもかかわらず、蓋を開ければ三日坊主という結果になります。

いまいち理解しづらいかもしれませんが、脳科学的にも三日坊主になる理由はハッキリしています。

そしてこれこそが人の脳のメカニズムであるため、このメカニズムを理解した上で対策できるかどうかで作業効率や三日坊主からの脱出ができるようになります。

2つの法則を知っておいてもらいたいです。

①:心が平穏に戻ろうとする法則

②:気持ちの良いことを優先する法則

この2つの法則は心理学としても理解されていることなので、知っておくと今後のモチベーション維持に役立てられると思います。

心が平穏に戻ろうとする法則

これは一言でいうと、どれだけ幸せな興奮状態であっても、どれだけ悲しく落ち込んでいる状態であっても、人間は時間が経つと必ず平穏な状態に戻るということです。

よく考えれば「確かにそうかも。」と感じ取った人もいるかもしれませんが、人はいつまでもハッピーな状態だと疲れますし、いつまでも悲しみに暮れていたら心身が持ちません。

そのため、人によって必要な時間は変化しますが、基本的に平穏な状態に戻ろうとします。

だからこそここで理解しておかなければならないことは、どれだけ感情が高ぶってやる気に満ち溢れていたとしても、時間の経過によって必ず元の状態に戻るということです。

おそらく、言語化していなかっただけでこういった経験を幾度となくしている人も大勢いると思います。

この平常心に戻ることを理解した上で、物事の進捗を考慮していく必要があります。

気持ちの良いことを優先する法則

学生時代の話ですが、テスト週間になった時に誰もが「テスト週間なんだからテストの日から逆算してこれだけ勉強するぞ!」と息巻いて計画を立てた経験があると思います。

でも、蓋を開けてみると漫画を読みあさっていたり、普段しないのに掃除なんか始めてみたり、スマホがちらついて気づけばYouTubeを視聴したりします。

やるべきことは明確に理屈でわかっているのにもかかわらず、なぜか出来ませんよね。

筆者も経験があるのでよくわかりますが、筆者含めて基本的に人間はポンコツなんです笑

これって明らかに三日坊主の原因の一つだと言えますよね。

なぜこのような事態を引き起こしてしまうのかについては、実は人は行動の意思決定を論理ではなく、感情によって行なっているということです。

筆者の脳も、あなたの脳も、例外なく常に『気持ちの良い』ことが何なのか理解しているため、その『気持ちの良い』ことを優先的に選択してしまいます。

つまり、このようなテスト週間だけ勉強しようとしても『気持ちの良い』ことだという認識がないため、継続することができません。

新たに勉強したり、カラダを鍛え直すためにジム・ダイエットに挑戦したりと、新しい習慣に対して人は『気持ちの良い』ことだと認識していないということです。

逆に、YouTubeを見ながらお菓子を食べたり、面白い動画やテキストをベッドで寝転びながら鑑賞したり、お家で好きな趣味に没頭することは本能が『気持ちの良い』ことだとばっちり理解しています。

これ自体は悪いことではありませんが、ここではあえて三日坊主の原因となる習慣を悪い習慣だと捉えると、この悪い習慣を何度も繰り返しているため、カラダに染み込んでいるというわけです。

『習慣化』とは?

ここまで読んでくださったあなたなら理解できたと思います。

『習慣化』とは、気持ちの良いことの優先順位を変更することです。

①:心が平穏に戻ろうとする法則

②:気持ちの良いことを優先する法則

この2つの法則によって、あなたの悪い習慣が優先順位の上位を占め、本来これから達成したい目的のために考えた新しい習慣を邪魔しているわけです。

連続的な他者との約束を交わすことがなぜ有効なのか?

こちらも一言でいうと、これまでの習慣を気持ち悪い習慣だと書き換え、新しい習慣を実行する方が気持ちの良いことだと認識させる方法だからです。

習慣化にいろんな方法があると思います。

毎日やることを書いたToDoリスト、カレンダーを利用したスケジュール管理、果たしてどれがいいのかと考えたことがあるかもしれません。

ここで重要になってくるのが、先ほど前述した2つの心の法則です。

この2つの法則をきちんと考慮しなければなりません。

①:心が平穏に戻ろうとする法則

まず自分のやる気に頼るのは絶対に避けなければなりません。

基本的に数日から1週間でやる気が失くなると考えていいと思います。

②:気持ちの良いことを優先する法則

こちらはめちゃくちゃ厄介です。

ほとんどこの法則のせいでモチベーション維持ができない人が大半だと思います。

正直、身の回りに気持ちの良い習慣ってものすごくありますよね?

そして、近年で最も依存するモノとして挙げられるのが、スマートフォンです。

もう何かあればスマホです。

街歩いててもスマホばっかり見てます。

家にいてもスマホを見てます。

スマホを見てる時間が起床してから就寝するまでの間一番長い人も少なくないと思います。

 

こういった状況の中で、いかに新しい習慣を獲得するのか考えた場合、新しい習慣を身につけなければ気持ち悪いと感じるようになる必要があります。

そして、人が最も恐れているものの一つが、『他人から承認されないこと』になります。

これまでも人類は何万年も集団生活して過ごしているわけですから、他人から認めてもらえないという状況は、危険だと感じます。

誰かと約束をしてそれを破るというのは、その約束した相手から信頼を失うということです。

これが何よりの気持ち悪さになります。

ここで注意して欲しいのは、自分との約束は絶対に避けてください。

自分の約束を破るのは、全く気持ち悪さも感じなければ、むしろ誰にもわからないことなので、破りたい放題です。

自分との約束は無意味だと言って差し支えないと思います。

そのため、あなたが新しい習慣を身につけたい場合、あなたの脳が新しい習慣の優先順位を高めるまで、連続的に他者との約束を交わして矯正していきましょう。

具体的なアクションプラン

次のことを守ることで新しい習慣を身につけることができるはずです。

1. 習慣化は必ず誰かと対面で行うこと

ツイッターなんかでも、「〇〇やります!」、「いついつまでに〇〇達成します!」みたいなツイートを見かけます。

正直、ツイッターを開かなくなってしまえば終わりなので、習慣化には一歩届きません。

スマホと連動した新しい習慣であれば効果的ですが、スマホが関わらない新しい習慣であれば効果は薄そうです。

そのため、できる限り誰かと対面で宣言するのが良いでしょう。

2. 約束は厳密にすること

特に期限や時間を決めた場合は、厳密にした方が良いでしょう。

破った破ってないの議論ほど不毛なことはないので、厳密にやったやってないを判断できる基準を作っておきましょう。

3. 適度なペナルティがあること

厳密な基準を設けることに連動したものになりますが、もしも実行できなかった場合、それに準じた適度なペナルティを用意しておくと良いです。

適度な緊張感を持って作業することができるので、副業においては特に効果的だと思います。

まとめ

ここまでで、副業の作業がめんどくさいと感じた時の解決策として、連続的な他者との約束を交わすことについて解説してきました。

改めてまとめると、以下の項目を考慮して対策する必要があります。

①:心が平穏に戻ろうとする法則

②:気持ちの良いことを優先する法則

特に2つ目の気持ちの良いことを優先する法則に要注意です。

また、具体的なアクションプランとして以下の内容を取り組みましょう。

1. 習慣化は必ず誰かと対面で行うこと

2. 約束は厳密にすること

3. 適度なペナルティがあること

これらを守りながら、新しい習慣を身につけていきましょう。