副業に挑戦する多くのサラリーマンは、なかなか時間管理ができず、副業への時間確保に苦労します。
実際に副業に取り組むときはまとまった時間を確保したいのが本音ですよね。
ただ、この時間管理がうまくできずに副業への挑戦を断念する人も少なくありません。
本記事では、副業に対しての時間管理ができる人とできない人の特徴をお伝えした上で、どのように時間を確保することができるのかを具体的に解説していきたいと思います。
Contents
時間を確保するために取り組むべき施策とは
結論から言ってしまうと、以下の項目を達成できれば副業へ圧倒的にコミットできます。
・本業は定時に帰る
・無駄な飲み会の参加NG
・通勤時間を削る
・趣味の時間を一時的に減らす
・睡眠時間の確保
これらの項目を達成できれば、まず間違いなく時間を生み出すことができるはずですが、まさにこれらの内容を達成できない人が圧倒的に多いわけです。
では、いかにしてこれらの時間を削減していけるのか一つ一つ解説していきたいと思います。
誰もが1日は24時間であること
まず副業に限らず、何か取り組む際に考えられる時間は24時間しか存在していないということです。
大企業の社長であっても、学生であっても、企業に勤めているサラリーマンであっても、子育て中のママ・主婦であっても、皆24時間の中で生きています。
しかし、同じ24時間なのに時間に余裕がある人もいれば、時間に余裕がない人も存在します。
そしてこの24時間の有効活用がサラリーマンにとっての副業成功あるいは失敗に大きく関わってきます。
ではなぜ時間に余裕がある人と余裕がない人がいるのか?、あるいは自分自身はどちらに存在しているのかによって、時間管理についてしっかり考える必要があります。
時間に余裕がある人であれば、端的に言えば時間の使い方がとても上手いということになりますが、時間に余裕がない人との違いを考えていきましょう。
時間管理が上手い人と下手な人
では、時間管理が上手い人と下手な人の差は一体なんなのでしょうか?
時間の使い方が上手い人の特徴は、
・物事に対する優先度を付けるのが上手い
・外注化が上手い
・スキマ時間を有効化
これらの特徴が挙げられます。
一つずつ解説すると、物事に対して優先度を付けるのが上手い人は、自分自身でやらないことを決めているということです。
実は、よく考えるとはっきりするのですが、やったほうが良いことは世の中溢れています。
極端に言えば、何事もやらないよりやったほうがいいに決まっています。
仕事でもプライベートな事柄でも、やるに越したことはありません。
しかし、残念ながらやれる時間は限られています。やれる時間は決まっているからこそ優先度をつけなければ何も進みません。
そして、誰もが物事に対して無自覚に優先度をつけて取り組んでいます。
ただし、優先度を付けるのが下手な人は、やるべきことの優先度とまだやらなくてもいいことの優先度が混合してしまいます。
そのため、無駄な時間を自ら作り出してしまい、スキマ時間もなくなる原因につながります。
また、外注化に関してはたとえ少額でも時間への投資を考慮して、自分自身への仕事の負担を減らします。
このように時間管理が上手い人は、圧倒的に時間の操作が上手いということになります。
一方で時間の使い方が下手な人の特徴は、
・物事に対する優先度を決めれない
・そもそもタスクを抱えすぎている
・全て自分でやろうとする
このような特徴が挙げられます。
優先度を決めることができない原因は、すべての取り組みに対して高水準な結果を求めてしまうところです。
例えば、仕事でもそうですが100点の結果を残さなくても良い仕事が存在します。
本来、100点の結果を仕事で残すことが理想的ですが、体調や環境によって変化するパフォーマンスにおいて仕事をしている以上基準値はつきものなので、完璧じゃなくても良い仕事が求められる瞬間も存在します。
そんな仕事の分別がわからない状態だと、時間をかけ続けて取らなくてもいい100点の結果を求め続けてしまう人が一定数います。
要は、片っ端から全部やる必要性がないと割り切る必要が出てくるわけです。
また、タスクを抱えすぎてしまう人ほど、抱えている業務を減らせない働き方をしてしまったり、業務を手放すタイミングを見過ごしてしまっていることがあります。
そういった状況になってしまう人は、他者からの力を借りることができないことが多いです。
では、こういった時間の使い方が下手な人は、具体的にどこから見直していくべきなのか解説していきたいと思います。
時間管理ができない人の解決策
まずは、24時間の平均的な内訳の例について解説していきます。
・睡眠 約7時間
・通勤 約1~2時間
・勤務 約9~11時間(残業込み)
・家事 約1~2時間
・その他趣味や食事 約2~3時間
・取り組みに対する学習 約2~3時間
これらを少なく見積もった合計時間でも、22時間もの時間を奪われてしまいます。
つまり、実際に副業の作業に取り組める時間は、約2時間程度しか確保できません。
さらに言えば、多く見積もられる項目が少しでも存在すれば、2時間以下の時間しかなく、最悪の場合は数分から数十分程度しか確保できないことになります。
こうなると、副業においての時間確保は致命的となり、何かの時間を削減できない限り副業への取り組み時間は実質0時間になってしまいます。
この状態を脱するために、はじめに取り組むべき解決法方としては、24時間の中で1番時間を費やしている箇所から削減していく必要があります。
つまり、時間に対する断捨離を実行していきます。
・効果の大きい箇所から削減
これらがまとめた時間を作り出すのに最大の効果を発揮します。
当たり前のことだと認識していると思いますが、副業を失敗あるいは断念する人にとって時間捻出が1番できていない事象になります。
それでは、具体的に考えられる時間確保に関わる事柄を列挙していきますが、前提として睡眠時間は確保しなければなりません。
なぜなら、睡眠時間をしっかり確保できなければ、副業に対するパフォーマンスが低下してしまうからです。
そのため、睡眠時間以外の箇所で考えられる具体的な項目を削減していきましょう。
①会社の飲み会は断ること
②定時で帰ること
③通勤時間を減らすこと
④家事を減らすこと
⑤趣味や付き合いを減らすこと
⑥時間の質を高めること
これらの内容を改善していくことがサラリーマンの方々や作業に追われている人にとっての具体的な時間削減の項目になります。
なぜ副業に対してそこまで時間管理を徹底するのか?
おそらく、誰もが副業に取り組みたいと考えた人であれば、始める目的を設定したと思います。
・どうしても自由な時間が欲しい
・豊かな人生を歩みたい
・今の会社勤めで終わりたくない
・家族との時間が欲しい
副業で手に入れる収入はたとえ少額からであっても、今後のあなたの果たしたい目的のためのモチベーションになります。必ずだと断言できます。
そのためにも時間を捻出しないことには始まらないというのも事実です。
ただ、漠然とやりたい!取り組んでみたい!と思っても、なかなか実現できる状況を作り出せないのが人間です。
ここに関しては、本人大きく左右されることになる強い意志が必要になります。
あなた以上にあなたのためを思って、代わりに働いてくれる人がいれば別ですが、誰もが自分自身のための時間と労力、そして収入を与えてくれるのは本人以外の何者でもありません。
会社のために残業することは、間接的に収入になるとはいえ、絶対的にあなたに100%良いことばかりではありません。
仕事仲間の人であっても、100%あなたの手助けをしてくれるわけではありません。
であるならば、副業の時間を生み出してくれるのも自分自身の行動で作るしかないです。
そして、目的を達成してくれるのもあなた自身に他なりません。
あなたが考え導き出した副業という計画に対して、あなた以上に熱意を持って取り組む人はいません。
最後に
今回は、副業に対してどのように時間管理を徹底していくか、その具体的な解決策をもとにお話してきました。
ただ、これは副業に限った話ではなく、時間に対しての考え方は会社員でもフリーランスでも本業副業でも大切で最も重要な内容ということです。
置き換えてみればよくわかりますが、本業であっても副業であっても、その業務に費やした時間も含めてお金という対価に変換されているということです。
そして、人員であったり、物であったりと物理的な事象であれば増やすことができますが、時間だけは減らすことができても24時間以上に増やすことができない絶対的なモノです。
いきなり時間を確保しろ!と言われて難しいと感じる人もいるかもしれませんが、これができない限り、あなたの目的に費やせる時間はどんどん減少していきます。
有限な時間をあなたにとっての豊かな時間に変えるために、ぜひ真剣に時間管理について検討していただければと思います。
また、本記事の内容があなたの時間管理術に対して少しでも役に立っていただけたら幸いです。
最後まで一読していただき、ありがとうございました。