副業

副業を継続するためのコツ〜目標設定が間違っている〜

本記事では、副業を継続するためのコツを解説していきます。

「何をやってもうまくいかない。。」

「新しいことを始めても続かない。。」

そんな悩みを解決するための記事になっています。

副業を始めるにあたって

執筆時点で2020年5月7日、このご時世ですから本業で稼ぎが悪くなった、外出自粛によって仕事ができず給料が目減りしているなど、一時的とはいえ悪影響の中で働いている人も多いかもしれません。

たとえ、給付金等で瞬間的に凌いだとしても、将来が不安だと感じて副業を始めようかなと考えた人も少なくないのではないでしょうか?

筆者自身も副業を始めることで、本業を上回る収入であったり、独立といった経験をしたので興味があれば別記事も参照して頂けると幸いです。

話を戻して、これから副業を始めようとしている人あるいはすでに始めたがついつい怠けてしまう人にお伝えしたいことがあります。

これは副業に限らず、物事を継続するためのコツになるので、様々な場面で活用していただければと思います。

ただ、コツの内容の前に大前提となる話を理解しておかなければなりません。

それは、基本的に人間は物事を継続することができないということです。

「おいおい、いきなり矛盾した話してません?」と思う人がいるかもしれません。

ただ、これは事実であり私たち人間という動物は、エネルギー消費を抑えようとする生き物です。

小難しい話として全く捉える必要はなくて、動物なわけですから万が一危機的状況に出くわしたことを考慮してエネルギーを温存するように出来ています。

このような本能に刻まれたエネルギー温存の行動指針が備わっているので、本業であっても副業であっても、何か始める時には強い意志がないと怠けるようにできているということです。

そのため、もしあなたが怠けてしまう人であっても何も悪くありません。

むしろ必然的に起こってしまうことです。

まず大前提として怠けてしまうことは認識しておいてください。

そして、たとえ優秀なビジネスマンであっても大企業の社長であっても、敏腕営業マンであっても優れたエンジニアであってもどんな人でも、同じく怠けてしまうものです。

「はじめから頭の出来が違うんだな。」

「最初から根性があるんだな。」

「自分とは性質が違うんだ。」

「自分とは才能が違うんだ。」

などなど、『続けられることも才能だ。』と逃げた考えを持ってしまう人がいます。

これは断言できますが、100%間違いです。

これは逆に残念なお知らせかもしれませんが、み〜んな辛いです。

どんな人であっても、はじめは続けることが辛くて辛くて仕方がありません。

人間は新しいことを続けることは難しいです。

誰だってビール飲みながら寝っ転がっていたいんです。

強い意志と継続するためのコツを持っていれば、乗り切れるわけです。

つまり、習慣化するまでが大切になります。

では、どのように習慣化するのかについて解説していきます。

副業の目標設定を細分化・明確化すること

結論から言うと、副業に限らず物事において継続するためには、目標設定を細分化・明確化する必要があります。

また、この目標設定を基本的に間違えている人が大半です。

残念ながら、正しい目標設定の立て方を理解して取り組んでいる人は、圧倒的に少ないと思います。

目標は主に3種類あります。

・達成目標

・行動目標

・実行項目

これらに分類することができます。

これらを理解することができれば、仕事であっても趣味であっても新しいことを始めるときには続けやすいし、上手くいくようになります。

達成目標について

これは、おそらく誰もが掲げたことがあるもので、

「副業で10万円稼ぐぞ!」

といったようなものです。

大半の人が当たり前のように掲げることができる目標ですよね。

これが上位の目標設定になります。

行動目標について

次に行動目標についてです。

先ほどの達成目標を達成するために設ける目標であり、

「副業で10万円稼ぐために〇〇で稼ぐぞ!」

といったものになります。

これもおそらく誰もが掲げることができる目標だと思います。

プログラミング、転売、ブログ、Webライター、デザイナーなどなど、数多くのパターンで行動目標が立てられることだと思います。

実行項目について

この実行項目という目標設定が最も重要であり、この実行項目をまともに立てたことがない人が大半です。

”いつ”、”誰が”、”どこで”、”何を”、”どのように”、といった内容で徹底的に細分化した項目を決定する目標設定です。

よくある5W1H的なやつでしょ?と思った人は、まさにその通りです。

ただ、それを使えてないことに自覚がない人ばかりです。

それができていないから継続できないことに気づけていないです。

これは具体的な内容になればなるほど達成することができます。

以下の章で詳しく解説していきます。

実行項目の具体的な立て方について

例えば、現在多くの人が参入しているYouTubeの動画投稿を考えてみましょう。

・毎日7時にYoutubeへ動画をアップロードする

このような実行項目を立てたとしましょう。

ただ、このような立て方をしても間違いなく挫折します。

こんな誰もが挫折するであろう目標設定の立て方をしてしまっては、意味がありません。

・動画は誰が◯時に撮影するのか

・編集は誰が◯時に行うのか

・どんなコンテンツを誰がどのように出すのか

・誰がどの時間にどんなツールで動画投稿するのか

もはや小学生が見ても分かるほど、仕事の所作一つ一つを決めてしまう実行項目を計画として練り上げることで人は行動します。

それぐらいの計画を立ててるよ!と心で叫んだ人は、果たして本当にそうでしょうか?

なぜ人はサボるのか

では、なぜ計画を立てたはずなのに人は作業をサボるのか、これを深く理解しておかなければなりません。

前述した通り、大前提として人間はそもそも怠け者であるということは理解できると思います。

誰だって、予定があろうとなかろうと楽な方向で人生を進めたいわけなので、仕事の最中であろうと本当は寝たいし、できるならお酒を煽りたいし、友達と遊びたいし、もう頭の中は台風ばりにサボりたい考えでいっぱいです。

「動画を毎日投稿するぞー!」

と息巻いても、逃げる隙間が多すぎます。

「まだ1日は長いし、お昼からでいいか。」

「まだまだ1日は長いし、夜からしよう。」

「気づけば夜だけど、まあ今日は寝て明日2本やればいいだろ。」

「今日もテンション上がらないから明日に持ち越しだ。」

みたいな明日やろうは馬鹿野郎の完成です。

三日坊主すら叶わない状況が達成できてしまうので、逆達成目標の達成です。

この状況を例えるならば、穴の空いた大きな水槽をイメージしてください。

目標という名の水槽に穴がいっぱい空いている状態であるため、どれだけ水を注いでも穴から水が流れてしまいます。

つまり、この水槽に水を貯めるためにも穴を塞ぐ作業をする必要があります。

そのため、小学生でも分かるぐらい実行項目が細分化されており、具体化・明確化された作業内容を作成しておけば、あなたがサボろうとしても逃げ場がなくなるわけです。

・朝9時にGoProにて撮影ボタンを押下して撮影開始

・撮影開始された場合、20分間必ず喋ること

・撮影後朝10時から編集ソフト〇〇でカット・テロップを1時間で追加すること

・11時半には動画投稿予約をYouTube Studioにて設定しておくこと

・12時から明日の動画撮影内容を決めて必要な画像・ネタ・企画を定めること

・動画の概要欄(一言コメント、リンク、ハッシュタグ、カテゴリ選択)の内容決め

・各動画に対してのコメント確認・コメント返し

・アナリティクスによる高評価・人気動画の分析(スプレッドシートにて数値を割り出す)

・SNSにてコラボ企画を提案してコラボ者を募集・提案




こういった内容を分刻みで設定しながら実行項目として作成していきます。

そしてチェック項目としてシート等を作成するのも良いです。

チェックできなければ言い訳が利かない状態を強制的に作っていきます。

サボってしまうのは、不透明な作業内容が原因だからです。

プログラムのように考えることなく実行していれば、自然と全ての業務が完了する項目を作成します。

会社でもこういった作業項目を洗い出して動いている人は、報連相が的確にできますし、作業ログもバッチリできているので、言い訳することなくサボることなく全ての作業の状態を誰に対しても同クオリティで行えます。

そして、なぜ会社というのは大企業になればなるほど、働き方の制約やマニュアル化した人間ができてしまうかが理解できてくると思います。

つまり、徹底したルール化をしないと組織を束ねるどころか、サボる人間を作り出してしまうからです。

会社は徹底したルールを敷くことで会社員の働き方を制限している一方で、同時に会社員としての働きを一定の水準に引き上げてくれているわけです。

これは一長一短なわけなので人それぞれの働き方ですが、サボったことがほとんどない人にとっては辛いでしょうからベンチャー企業でガンガン働いたり、個人事業主で生計を立てることをお勧めします。

目標設定を立てるのは大変ということ

ここまで読んで、「目標設定一つで大変すぎないか?」と思った人がいるかもしれません。

その通りです。めちゃくちゃ大変です。

むしろ、目標設定とそれに準拠する実行項目を練り上げて、取り組み出せばただの作業になるので楽になります。

不透明な目標設定と具体的行動指針がない実行項目を掲げていると、取り組みながら同時に目標再設定と実行項目の再検討が襲ってくるので、身体的・精神的疲弊が異常なものになります。

当然、継続できるわけがありません。

考えることなく取り組むだけで、高品質かつ成果物が完成するほどの濃密な実行項目を立てましょう。

本来、1作業というのは長い時間を要するものではない

1作業は長い時間を注げば成果物の質が高まると勘違いしている人がいます。

本来、1作業というのは時間をかけるものではありません。

もちろん、仕事内容によって1作業が長くなってしまうものもありますが、作業自体は実行項目として決められているものを行うわけで、作業中に思考する時間があってはなりません。

決められた動きをするからこそ作業という行動になるわけです。

作業する以前の質の高い目標設定・実行項目が存在した上で、取り組むようにしなければいけません。

環境を味方につけるのも一つの手段

最後にお伝えしたい内容は、あなたの強制力を最大限に発揮するため、環境を味方につけるのも一つの手段だということです。

会社員の人であれば理解しやすいと思いますが、オフィスで作業している時に寝てたり喋ってたりすると、当然周りからレッテルを貼られることになります。

そのため、人の目がある場所を有効活用することで強制力を手に入れることができます。

つまり、実行項目を宣言したり、他者からの監視があることで目標を達成することができる可能性があるということです。

SNSによる宣言やビジネスパートナーとの共有で怠けない自分を獲得し、副業あるいはビジネスの継続を心がけていきましょう。

まとめ

改めて今回お伝えした副業を継続するためのコツをまとめておきます。

・目標設定と実行項目を細分化・明確化すること

・他者による監視の目を手に入れること

これらが継続するためのコツになります。