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【禁断テク】営業と詐欺の違いは?詐欺師から学ぶ営業テクニック5選!

どんな逆境でも言葉巧みに商品を売りまくる人たちがいます。

その職業は「営業マン」そして「詐欺師」です。

一流の彼らは絶妙なタイミングで商品を提案し、一撃必殺のトークでお客様から商品を買わせてしまうのです。

営業マンは正当な職種ですが、詐欺は間違いなく犯罪です。

しかし犯罪者と言えど営業マンは、詐欺師から学べることは必ずあるはずです。

この記事は「営業マンが詐欺師から学ぶテクニック5選」を解説します。

禁断の狂気(トーク)の使い方はあなた次第です。

営業マンと詐欺の違い

そもそも営業マンと詐欺師ってどこが違うのでしょうか。

そこで営業マンと詐欺師の共通点をまとめて見ました。

・お客様に信頼してもらう

・お客様を巧みに説得する

・お客様からお金をもらう

これだけ見ていると営業マンと詐欺の違いは、初対面の人からお金をいただくまでの流れは全く同じ工程と言えます。

では営業マンと詐欺師はいったい何が違うのでしょうか。

それはアフタフォロー含め「相手から逃げない事」です。

何故このようなことが言えるのかというと2つの違いがあります。

・営業マンは同じお客様に商品を何度も売り続けたい

・詐欺師は一撃で大金を騙しとり一刻も早く逃げたい

この考えから相手から逃げない人は営業マンと言えるでしょう。

実際に商品やサービスが売れた時、騙されていると思うのはお客様の捉え方次第になります。

例えば、10000円の「石」を買ったAさんと10000円の「石」を買ったBさんがいたとしましょう。

それぞれ幸運が降り注ぐ魔力が宿っており、また一生涯その石を磨き続けるアフターサービスもあります。

2人はそれぞれこのように思っています。

・Aさん:10000円の「石」は高すぎる

・Bさん:10000円の「石」は安すぎる

Aさんにとって「石」はただの装飾品にすぎず非常に高いと感じていますし、これで次の日災難でもあれば詐欺と思うでしょう。

一方Bさんにとって「石」は装飾品としての価値にプラスして、運気も上がり一生アフタフォローあるならお得と感じています。

人にとっては詐欺だと捉えれますし、また別のある人にとっては素晴らしい対応をし続けてくれた営業マンにもなります。

ですので契約した後お客様に詐欺だと文句を言われたとしても、逃げずに堂々と真摯に対応すればいいのです。

どんなに言葉巧みに売りつけたとしても、購入後もしっかり対応し続けているのであればそれは詐欺ではなく営業だと言えます。

営業マンと詐欺師にとって、言葉は商売道具です。

その使い方を間違ってはいけません。

調理ナイフも料理を作るときは便利な道具ですが、人を刺してしまったら立派な犯罪です。

営業マンはお客様を幸せにし続ける努力をしましょう。

営業マンが詐欺から学べる2つの方法

とはいえ営業マンはお客様との契約のために、詐欺師から学べるところもたくさんあります。

というのも詐欺師が使う方法は、実は非常に再現性が高いものが多いのです。

営業マンと詐欺師の共通点は「信頼構築」「説得」です。

では詐欺師からどのようなことを学べばいいのでしょうか。

大きく分けて二つあります。

1つ目は「権威性」です。

権威とは、自分を凄いと思わせ他人を威圧し自分に従わせることです。

脅すわけではありません。

専門性があると相手が判断すれば、権威を得ることができます。

例えば警察官の服を着ている人に、この辺りで犯人の調査をしているため身分証明の提示を求められたとしましょう。

制服を着ているので多くの人は警察官だと思い、なんの抵抗もなく身分証明を出す行為に従う可能性が高いです。

この人本当に警察官かな?と疑う人はほとんどいませんよね。

営業マンで権威性を使うのであれば、「誰もが知っていること」を使って信憑性を持たせることです。

2つ目は「プロステクト理論」です。

プロステクト理論とは想定される利害額や確率などの条件によって、人間がどのように意思決定を行なうのかをモデル化したものです。

要するに「損したくない理論」です。

例えば、1週間後にあなたが交通違反の罰則金を振り込むなら50万円かかりますが、本日振り込めば10万で済みます。

このような場合40万円損したくないという原理が起きるので、本日中に支払う動きを取るのです。

2つの方法は詐欺でも使えますが、営業でも確実に使う事ができます。

プロステクト理論については、下記の記事でもう少し詳しく説明してますので参照にしていただければと思います。

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営業が学ぶ詐欺師のテクニック5選

次に詐欺師から学ぶ具体的な営業テクニック5選を解説します。

即決価格の提示をする

詐欺師から学べる営業テクニックは、即決価格の提示です。

先ほどの章で説明した「プロステクト理論」が効いており、お客様は損をしたくない心理が働き契約に導くことができます。

例えば、ジャパネットたかたのテレビショッピングがイメージしやすいでしょう。

最後の最後に今ご提示している価格15000円から本日お申込みいただいたお客様限定でお値段なんとドーーン!9900円! 9900円でご提供させて頂きます。

と値段が下がることで、契約をたくさん獲得できます。

更にプラス追加特典もつくとお客様も即決したくなりますね。

この即決価格の原理は非常に使えるので覚えておきましょう。

専門用語を上手く使う

次に詐欺師から学べる営業テクニックは、専門用語を連発することです。

難しい言葉を連発すると、相手は脳が処理不能な状態になります。

要するに理解が付いていかないのです。

それゆえにお客様は異常に説得力を感じます。

ですがこの方法は営業マンが使うには欠点があります。

例えば詐欺師であれば、法的用語を使って恐怖で攻めることが出来ますが、営業マンは単独で専門用語を使うとウザさが増し契約してもらえない可能性があるのです。

説得力を出すことは大事ですが、使い方は慎重に見極めましょう。

何事にもまず同意する

次に詐欺師から学べる営業テクニックは、まず相手に同意することです。

売れる営業マンと騙せる詐欺師に共通していることが、まず相手が間違っていても確実に同意することです。

否定から入ると相手に嫌悪感を抱かれ信頼されません。

相手から信頼を勝ち取ることは商品を売るために必須なので、お客様を否定し嫌われないようにしましょう。

圧倒的な事前準備をする

詐欺師から学べる営業テクニックは、圧倒的な事前準備をすることです。

・相手からお金を獲得するための戦略

・騙しやすい属性のターゲット選び

・一度騙されたことがあるかリサーチ

など詐欺師は相手の情報を徹底的に調べます。

失敗すると売れないだけの営業マンと違い、失敗すると捕まる詐欺師はリスクが非常に高いので当然ですね。

相手の情報がわかれば、お金を取る成功率は格段に上がるわけです。

同様に準備をすることは営業マンにとっても大事です。

相手の情報がわかれば事前に十分な準備ができ、商品やサービスの成約率は格段に上がります。

仮にこれを今売れないと死ぬ、となればあなたも必死に動くはずです。

全てのお客様に対して、徹底的に事前準備を行いましょう。

声のトーンに抑揚を持たせる

詐欺師から学べる営業テクニックは、声に抑揚を持たせることです。

それにより「安心」「脅威」を使いこなすことができます。

人は安心と脅威を次のような声のトーンで感じます。

・高い声に安心

・低い声に脅威

商談を取り付ける新規アポイントや初対面のヒアリングは、「安心感」を与えたほうがいいので声を高めましょう。

これから契約をするためのプレゼンやクロージングを行うのであれば、説得力(脅威)を出すため声を低めにしましょう。

うまく使い分けると成約率は確実に上がります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事は「営業マンが詐欺師から学ぶテクニック5選」を解説しました。

詐欺師の手法は実用性が高く、営業でも非常に使えます。

故に極めてしまえば商品を売込む武器になるわけです。

ですが言葉は狂気ということを忘れないでください。

相手の傷つける刃物にもなりますし、相手を癒す薬にも変わるのです。

トークテクニックを極めた後、どう使うかはあなた次第です。

最後までお読みいただき有難うございました。