副業

副業や転職・独立の時に考えるべきこと

多くの人が働いている中疑問を感じてることが、今の働き方についてです。

筆者も大学卒業後に新卒で会社に入社し、副業や転職・独立を経て、今に至ります。

誰もが働き方について一度は見つめ直したり、考え直したりした経験があると思います。

本記事では、副業や転職・独立といった働き方に挑戦する際、考えるべきことについて解説していきます。

過去のやり方は捨てる覚悟で挑め

人は誰もが今までの自分が学んできた知識や経験、つまりはやり方を活かそうとするものです。

これ自体に悪いポイントがあるわけではありません。

ただ、この方法が通用したり、活用できるタイミングというのは、あくまでもあなたが取り組んできた1ジャンルの環境に過ぎないということです。

つまり、新たな副業や転職・独立といった環境での業務に対して、過去のやり方が通用しない可能性を最悪のケースとして覚悟しておかなければなりません。

この過去のやり方を捨てることができない人は、生物でいうとアメーバと同じ状態です。

アメーバは1個体が基本的には分裂することによって、2個体になります。

それを繰り返していくことで、2のn乗個体まで増えていく計算になりますが、実際にはそううまくいきません。

なぜなら、アメーバとは生物として環境への適応能力を持ち合わせていません。

そのため、特定の条件下でない限り生き続けることができません。

アメーバは、分裂によって増殖するため、全ての個体の性能は同じです。

そうなると、1個体が死んでしまう環境がある場合、それは全ての個体に言えることになります。

つまり、それ以上の能力を手に入れるための進化をやめてしまったアメーバは、これ以上増殖しては死ぬ以外何もできないのです。

なんか残酷な話をしてしまったような気持ちですが、これをビジネスに置き換えると、過去のやり方や実績ばかりに囚われていると、過去の栄光を自慢するうるさいやつになりかねません。

また、過去のやり方を捨て、新たなやり方に変えられる人は環境適応能力が高いということになります。

人生を通してすでに多くの人が気づいていることですが、1ジャンルのスポーツや学問を理解するだけでも必要な知識や経験が莫大にもかかわらず、自分が取り組んだこともない副業や転職・独立で過去のやり方が通用すると考える方がおかしな話です。

そのためにも最悪の場合、過去のやり方を捨てる覚悟は備えておきましょう。

自分の勝てるところで勝負しろ

世の中にはもうとにかくたくさんの仕事が存在しています。

例えば、とある営業会社が存在するとして、その中の2人の社員が営業として働いているとします。

1人の人は営業が得意で、もう一方の人が営業が不得意であるとすれば、得意の方は変わらず営業をすればいいでしょうし、そうでない方は営業以外をすれば良いと思います。

何を当たり前のことを言っているんだ?と思われた人もいるかもしれません。

でも未だによく聞く話で、大企業・中小企業問わず40代以降のおじさんたちは、

「うちの会社で結果が出ないやつは、他の会社行っても結果を出せない。」

みたいなことを平気で言ってる人がいます。

このような考えは、自分を驕りすぎ・イキリすぎといったところでしょう。

こういった人は、自分が所属している会社で学んだことが普遍的なものだと勘違いしており、他社でも活用できると思い込んでしまっています。

自分の所属している会社から一歩外に出れば、その考え方はガラクタとなり、絶対にそのような偏った考えを持つべきではありません。

つまり、このような柔軟な考えを持てない人は、ビジネスセンスがないということになります。

注意しなければならないことは、『今の環境で結果が出ない=自分は仕事ができない』という風にレッテルを貼らないことです。

数ある職種の中で、特定の商品を扱うたかが一部署のルール内で結果が出ないからといって、働けないんだと落ち込むことは決してありません。

そのため、自分の勝てるところを見つけ出し、勝負することが非常に重要になるということです。

自分の主軸を考えず結果が出やすい業界に飛び込む

自分ができること、自分が今までやってきたこと、はたまた自分がやりたいこと、自分のことを主軸に置いて考えてしまいます。

実際に、このような考えを持つ人はたくさんいますし、むしろこの考えが元になってどんな業界に入ろうか考える就活生すら大勢います。

この内容をみて色々思うところがあるかもしれませんが、事実としては儲かる業界にと鼻腔ことが稼ぐための一番の近道なのは確かです。

なぜなら、どれだけ自分が憧れていようと目指していようと下火となった業界で儲かることには限度が生じてしまうためです。

もちろん、その業界に携わることで仕事への意義が達成されるのであれば、それは大変立派なことでお金のための仕事ではないとはっきりと言えるはずなので、むしろ素敵なぐらいです。

しかし、稼ぐことに注力すると仮定した場合は、稼げる業界に飛び込まないことは稼げないということになります。

例えば、チェーン店の飲食業とIT業界で比較してみましょう。

チェーン店の飲食業界では、日々顧客の取り合いが発生するわけですが、根本的な課題として考えなければならないのが国内における一日の食事の回数です。

日本人は、基本的に一日3回しか食事を摂りません。

つまり、日本人を1億人と計算しやすいようにまとめると、1日に消費される食事の回数は合計で3億9000万回ということになり、これが上限となります。

もちろん、毎食外食という人は圧倒的に少ないため、3億9000万回はどうしたって達成することができません。

そんな限界値がわかった上で、日本国内のチェーン店は顧客をいかに集客するか日々戦っているわけです。

では一方でIT業界はどうでしょうか。

アプリ・製品・サービスなど、あらゆる方法で顧客に対してアプローチできるほか、月額制プランや年間プランなど、プランに加入させることができれば、そのプランの期間中は安定的な支払いが約束されています。

また、人数が増加したとしても1店舗で〇〇人までの収容が限界となるような飲食の状況にはならないため、人数制限なども特にありません。

飲食の実店舗では、当然立地が関わってくるため、東京に店舗に大阪の人がわざわざ訪れることは滅多にないはずです。

しかし、IT業界のサービスなどで言えば、オンライン上なので場所問わずアクセスを集め、顧客獲得を行うことができます。

このように、極端ではありましたが飲食業とIT業界の比較によって結果が出やすい業界に飛び込む重要性がわかっていただけたかもしれません。

つまりは、成長している業界であれば、その恩恵を受け取りやすい立場になれるということです。

このように考えていくと、もしもあなたが自分ができること・やりたいこと以上に稼ぎたいと考えているのであれば、間違いなく稼げる業界を狙いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めてまとめると、

・過去のやり方は捨てる覚悟で挑め

・自分の勝てるところで勝負しろ

・自分の主軸を考えず結果が出やすい業界に飛び込む

本当にこれらを一つ一つこなしている人が成功に近づいていくと思います。

全てを言い表すとするならば、環境適応能力が高い人ということです。

どの時代も環境適応能力が高い人が成功します。

少しでも役にたつ情報となれば幸いです。

最後まで一読していただき、ありがとうございました。